マンションを売る際に準備すること


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両親と同居をするためや転勤などの都合でマンションの売却を検討している人は少なくありません。売却することで収益になると考えている人が多くいますが、実際には税金のことや諸費用など把握しておくべきことがたくさんあります。

直前になって焦ることがないように、前もって準備をして、スムーズに売却手続きを進めましょう。

「不要なマンションを売るのと賃貸するのとではどっちが良いのか」

情報収集を積極的に行う

マンションを売却するにあたって、まずは自分の持っているマンションがどれくらいの価格で取引されているのかを知ることが大切です。

近くの不動産屋へ行って相談するのも一つですが、何もわからない状態だと相場よりも安い価格を提示されてしまう場合もあります。その年や建物の大きさ・立地などによっても価格は大きく変わってきます。不動産売却は売り時の良し悪しが出やすく、タイミングを計ることも重要です。

様々な情報サイトの相場を把握し、不動産屋もいくつか出向いてみて一番自分が納得のいく手段を取りましょう。

マンション売却における必要書類など

マンションの売却において、建物だけではなく事前に必要な書類などが多くあります。まずは登記識別情報です。これは登記を申請するために本人確認をする際に必要になるもので、マンション売却では必ず必要になるものです。

第三者に見られたりなくさないように厳重に管理する必要があります。

その他住宅ローンに関する書類や税金に関する書類も必要です。売却することことで収益が発生した場合、確定申告で税務署へ申告義務が発生します。そうすることで翌年に収益分の税金を納める必要が出てきます。書類の準備だけではなくおよその売却益を算出し、それにかかる税金がいくらくらいになるのかを事前に把握しておくことで、翌年に慌てて資金繰りを検討する必要がなくなります。

お金は短期間で工面するのは容易なことではありません。収益になった分をすぐに使い果たしてしまわずに、翌年の税金分として計画的に確保しておきましょう。確定申告において重要となってくる書類がマンション購入時の契約書です。

購入した時の価格と売却時の価格の差し引きなどで税金が決まってきます。購入時の契約書を保管せずに捨ててしまう人も少なくありませんが、のちのちの売却の際に必要になってくるものなので、大切に保管しておきましょう。

購入を希望している人が魅力的に感じるような工夫をする

立地が良くても、実際の内装が埃だらけで汚れまみれでは購入意欲もなくなってしまいます。内覧の際にはできる限りきれいで魅力的に映るよう配慮しましょう。フローリングをコーティングやワックスをかけておくだけでも部屋の光の反射が変わり、見た目が大きく変わってきます。

クロスの黄ばみも古ぼけて見えるため、目につきやすいところは貼り替えておくなど工夫することで部屋の印象を大きく変えることができます。大がかりなリフォームはコストがあまりにかかってしまいますが、そこまでしなくても十分きれいに見せることができます。

不動産屋に相談することで業者を紹介してくれる場合もありますが、匿名で見積りや相談をネット上ですることで的確なアドバイスをもらうことができるサイトもあります。自分で探してみて一番良い方法を検討しましょう。

照明も大切なポイントとなります。部屋が明るいだけで見た目の印象が大きく変わります。内覧時は日中でもできる限り照明はつけておき、明るい空間を演出するようにしましょう。照明の電球が切れそうな箇所はあらかじめ交換しておきましょう。

購入時の売買契約書をなくした場合の対処法

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購入時の売買契約書は確定申告時に大切だということをお伝えしましたが、もう使わないだろうと捨ててしまう人や無くしてしまう人は少なくありません。そういった場合には別の方法で対応することができます。取得費を証明するために購入時の売買契約書が必要になりますが、別の方法で取得費を証明できれば問題なく確定申告で手続きができます。

通帳などから出金の履歴、購入時の金額が記載されたマンションのパンフレット、住宅ローンを借りた金銭消費貸借契約書などで証明することができます。この場合どれか一つでは効力が薄いため、より信憑性を高めるためにいくつか準備しておくといいでしょう。

不動産によって得意不得意がある

不動産はそれぞれの会社によって得意不得意があります。都心や街中など人口が多い都市向けの不動産もあれば、田舎など人口が少ない都市の不動産に特化した不動産もあります。売却する物件が得意な不動産であれば、売却するためのポイントをいくつも知っていることが多く、多くのアドバイスをもらうこともでき、売却までの手続きをスムーズに行うことができる可能性が広がります。

不動産会社を検索すると大手の全国展開されている会社が目に入ることが多いですが、自分が売却したいマンションがどのような条件の不動産なのかを検討した上で不動産会社を選ぶことで、より好条件で売却できる可能性が高くなります。

どの会社がいいかわからない場合には、複数の会社の話を聞き売却価格などを概算でも教えてもらい、最終的に自分や家族で一番良い選択をするようにしましょう。

売却を決めたからと言ってすぐに買い手が見つかるとは限らない

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多くの不動産は売却を検討し始めてから必要な手続きを踏んで物件を掲載しても、すぐに買い手が見つかるとは限りません。掲載後1カ月で買い手が見つかる場合もありますが、数年買い手が見つからずにモヤモヤしてしまう人も少なくありません。

買い手が見つかる間は建物の掃除やメンテナンスも必要になり、維持費などでお金がかかる点や精神的にもすり減る思いをすることもあります。売却益がすぐに入ると簡単に考えている人は注意が必要です。売却を決めてから買い手が見つかるまでのメンテナンス代も含めて資金繰りを考えていくことが必要です。

売却益をあてにして生計を立てようとする人が少なくありませんが、売却益とは別にある程度の資金に余裕を持たせておくのが望ましいでしょう。マンション売却は収益になると簡単に考えている人は少なくありません。しかし、税金のことや買い手が見つかるまでの資金繰り、内覧で気に入ってもらうための修繕・リノベーション費用も考えると出費もある程度の覚悟が必要です。

自分自身でできるところは自分でやることで費用は抑えることができますが、むやみに手を付けることで状態を酷くしてしまい、結局業者に頼んで高くついてしまう可能性もあります。費用を抑えることだけに気を取られてしまうと後悔する可能性もあるため、慎重に検討するようにしましょう。